今朝の新聞から

今朝の中日新聞から。

 

『飛び降り男性を説得』*************************

 

「私を見ろ。越えられない壁はないんだ。」

 

昨年12月5日、中国浙江省舟山にある14階建てビルの屋上から、一人の男性が飛び降りようとしていた。

そこに、両足が不自由で、車輪付きの板に乗った男性が駆けつけ、叫んだ。

声の主は、李小輝さん(30)。生まれつき両足が不自由な李さんは、25歳の時、「いつまでも両親に頼れない。物乞いをして、自立しよう」と、故郷の安徽省宿州を離れ、舟山に住み着いた。
バランスを崩しては両手で踏ん張って立ち直り、何度も大声を上げる李さんを取り囲んだ通行人が屋上近くに担ぎ上げた。李さんは「親が心配する」「冷静に」と声をかけ続けた。数時間後、男性は思いとどまった。李さんの姿が地元紙で報じられると、反響は自然に広がり、中国の人達の心を強く打った。全国から善意が寄せられ、世論に促されて地元政府も支援。李さんは年末、5年ぶりに故郷に帰り、両親と再会した。李さんは小学生の頃、障害を悲観して何度も自殺を考えた。そのたびに両親の顔を思い浮かべ、踏みとどまった。23日の春節は、その両親とともに迎える。李さんは「生きていて本当に良かった」と幸せをかみしめている。(上海・今村太郎 2012.1.12付け 中日新聞 社会 全文)

 

信じられないような情報が舞い込む

中国事情の中で、

心暖まる爽やかな新聞記事です。

 

 

きっと壁の向こうに何かある・・・

生きていくのがやっとで、無我夢中の中、

自分に出来ることは人に勇気や希望を与えることかもしれない。

彼は、生きる意味を感じ取ったのではないでしょうか。

その喜びでなのしょう。

 

それぞれに生きる意味があり、

ささやかでも夢があるのです。

 

諦めなければ 夢は 叶う。

 

「私を見ろ。越えられない壁はないんだ。」

 

 

この言葉、・・・凄みがあります!